「賃貸マンションに住んでいるけど、防犯カメラを付けたい」「玄関先のいたずらや宅配トラブルに備えたい」——賃貸住まいの方からよくいただくご相談です。賃貸では「壁に穴を開けたくない」「大家さんに怒られないか心配」というハードルがあり、設置をためらう方が多いのも事実です。

結論からお伝えすると、賃貸でも工夫次第で防犯カメラは設置できます。この記事では、福岡市で賃貸住宅への設置サポートも行う家物語グループ福岡が、賃貸ならではの設置方法と注意点を解説します。

賃貸での防犯カメラ設置|3つの方法

方法1|管理会社・大家に許可を取って通常設置

もっとも本格的な方法。事前に管理会社・大家に相談し、許可を得たうえで通常の設置を行います。退去時の原状回復について事前に取り決めをしておくとトラブル予防になります。

  • メリット:本格的な性能・配線処理が可能
  • デメリット:許可取得に時間がかかる、退去時の費用

方法2|原状回復を前提とした小工事

「退去時に原状回復する」前提で、影響の少ない範囲で設置する方法。両面テープ式の取り付け、ワイヤレス機種の利用、退去時に補修可能な範囲の小穴のみ——といった工夫で対応します。

  • メリット:許可取得のハードルが下がる
  • デメリット:性能・配置に制約あり

方法3|置き型・バッテリー駆動カメラ

壁を傷つけずに設置する最も簡単な方法。充電式・wifi接続の屋内用カメラを、玄関先・ベランダなどに置くだけで使えます。賃貸でもっとも採用しやすい方法です。

  • メリット:穴を開けない、退去時に持ち運び可能
  • デメリット:本格的な屋外設置には不向き、定期充電が必要

賃貸OKな設置場所

1. 玄関ドアの内側(ドアスコープ型カメラ)

ドアスコープ(のぞき穴)に取り付けるカメラは、賃貸の定番。ドアを傷つけず、退去時には簡単に取り外せます。来訪者の顔・宅配対応の記録に有効です。

2. 玄関ドアの外側(マグネット式)

金属製のドアにマグネット式のミニカメラを取り付ける方法。穴を開けずに玄関外側を撮影できます。

3. ベランダ・バルコニー

ベランダの柵に専用クランプで取り付け可能なカメラ。固定金具を使えば壁を傷つけません。

4. 室内の窓辺

室内の窓辺に置き型カメラを設置し、外向きに撮影。赤外線カットフィルター付きの機種なら、ガラス越しでも鮮明な映像が撮れます。

5. 玄関上部の天井(賃貸向け軽量金具)

突っ張り棒タイプの設置金具を使えば、天井を傷つけずにカメラを取り付け可能。

大家・管理会社への確認ポイント

方法1・2を選ぶ場合の、確認しておくべきポイントです。

1. 設置可否の確認

賃貸借契約書に防犯設備の設置に関する条項があるか確認。記載がない場合は、書面・メールで明示的に許可を得るのがおすすめです。

2. 設置範囲の明確化

「専有部の玄関ドア外側のみ」「ベランダ内側のみ」など、設置範囲を具体的に伝えます。共用部への撮影が含まれる場合は別途相談が必要です。

3. 退去時の原状回復

「退去時にどう原状回復するか」を事前合意。穴埋め・補修の費用負担も明確にしておきましょう。

4. 録画データの管理

共用部やほかの住人が映る可能性がある場合、データの管理方法・保存期間を伝えると安心です。

絶対にNGな設置パターン

1. 隣の部屋・廊下を映す画角

共用廊下の他の住戸玄関、隣家のベランダなどを撮影する画角は、プライバシー侵害でトラブルになります。詳しくは法律・プライバシーの解説もご覧ください。

2. 外壁への大きな穴開け

賃貸では外壁の改変は大原則NG。配線貫通のための穴開けは、必ず事前許可と原状回復計画を。

3. 共用部への勝手な設置

マンション共用部への個人での設置は、管理組合の承認なしには不可です。

wifi無線・バッテリー駆動カメラの注意点

1. wifi接続の安定性

wifi電波が届かない場所では使えません。設置希望の場所で事前に電波強度を確認しましょう。

2. バッテリー寿命

動体検知録画のみの運用で2〜3ヶ月持つ機種が一般的。常時録画では数日で要充電になります。

3. セキュリティ対策

初期パスワードのまま使うと不正アクセスリスクがあります。必ず複雑なパスワードに変更を。

4. 録画データの保存先

クラウド型は月額費用、microSD型は容量限界、内蔵メモリ型は容量制限あり——それぞれの特性を理解して選びましょう。詳しくは録画期間の解説もご参考に。

賃貸向け料金の目安

賃貸住宅での設置は、必要最小限の構成でコストを抑えられるケースが多くあります。

構成 カメラ台数 目安価格(税込)
玄関ドアスコープ型 1台 110,000円〜
玄関+ベランダ 2台 176,000円〜
バッテリー駆動wifi型 1台 市販品では1〜3万円〜

家物語グループ福岡では、ご家庭向けサービスページで個人住宅全般のご提案をご案内しています。

引っ越し・退去時の対応

賃貸住みの方が引っ越す際の、防犯カメラ設備の取扱いについて。

1. 取り外しと持ち運び

置き型・バッテリー駆動なら、そのまま新居に持ち運び可能。設定をリセットせず、wifi設定だけ変えれば継続使用できます。

2. 配線・取り付け跡の原状回復

有線設置していた場合、配線穴の補修・取り付け跡のクロス張り替えなどが必要。事前に管理会社・大家に確認しておきましょう。

3. 録画データの取扱い

退去前に、保存している録画データを移行または削除。重要な記録があれば外部メディアに保存します。

結論:「賃貸でも諦めず、賢く設置」

賃貸住宅でも、工夫すれば防犯カメラの設置は十分可能です。管理会社・大家との事前相談+穴を開けない工夫が、トラブルなく安全に設置するコツ。バッテリー駆動の小型カメラから本格的な有線設置まで、状況に応じた選択肢があります。

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